高い硬度と耐摩耗性 硬度は、歯付きブレード材料が備えるべき基本的な特性です。ワークピースから切りくずを除去するには、鋸歯状ブレードはワークピース材料よりも硬くなければなりません。金属切断に使用される歯付きブレードの刃先の硬度は、一般的に60hrc以上です。耐摩耗性とは、材料が摩耗に耐える能力です。一般的に、歯付きブレード材料の硬度が高いほど、耐摩耗性も向上します。
組織中の硬質粒子の硬度が高いほど、粒子数が多く、粒子が小さく、分布が均一であるほど、耐摩耗性は向上します。耐摩耗性は、材料の摩擦面の化学組成、強度、微細構造、温度にも関連しています。
十分な強度と靭性 歯付き刃がより大きな圧力に耐え、切削工程で頻繁に発生する衝撃や振動条件下においても欠けや破損なく機能するためには、機械刃の材料は十分な強度と靭性を備えている必要があります。 高い耐熱性 耐熱性は、歯付きインサート材料の切削性能を測る主要な指標です。
これは、高温条件下で所定の硬度、耐摩耗性、強度、靭性を維持する歯形ブレード材料の性能を指します。歯形ブレード材料は、高温でも酸化されない性質、優れた耐付着性、耐拡散性、つまり優れた化学的安定性も備えている必要があります。
優れた熱物性と耐熱衝撃性。歯付き刃の材質の熱伝導率が優れているほど、切断熱が切断領域から放散しやすくなり、切断温度を下げるのに役立ちます。
投稿日時: 2023年2月21日